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関根デッカオ's 不肖動静

筆者の頭部に、大きさなりのはたらきを見せてもらおうという試みです。

あんなことやこんなこと

随筆

 ここ最近、自発的に音楽を聴くようになった。ずいぶんと久しぶりのことである。すなわち快挙である。選曲の指針としては、出勤時にはつかみどころのないものを、退勤時にはアッパーなものを聴くようにしている。そうすると、いくらか調子がよろしいように思われるのだ。きっと気のせいなのだろう。

 

 ある日の阪急電車で、向かいに座る女が読んでいたというだけの理由から、久生十蘭の短編集を買った。現状、1.5編ほど読んだところで投げ出しているが、僕はここにさえ自らの大いなる成長を見出したくてならない。偉い。ひたすらに偉い。念のために申し添えておくと、くだんの読書家の女は好みではなかったように思う。

 

 数年ほどの間に、洋服の趣味がいくらか変わった。さかのぼること中学校時代はB-BOY的な嗜好とは無関係なところでオーバーサイズのものを、大学時代には盲目的なまでにジャストフィットを、それぞれ愛好していたものだが、そのいずれでもなくなってきた。ただ、ロックTに対する認識については相変わらずといった感じで、よく知ったミュージシャンのものでないと、責任を持って着ることができない。が、おそらくそんなことは誰も気にしていない。

 

 昨日のこと、日本の人に出身国を問われた。おおかた、彫りが深くなったのであろう。