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関根デッカオ's 不肖動静

筆者の頭部に、大きさなりのはたらきを見せてもらおうという試みです。

破壊行為をはたらいて

日記

 人の持ちものを誤って破壊し、悲嘆に暮れる。これまで会社として所有するものについては、何度か修理を要する事態に追い込むことがあったのだけれど、まるで悪びれるようなことはなかった。しかし、個人蔵のものとなると、少々勝手が違うらしい。事故発生から12時間が経過しようとしているが、未だにいかんともしがたい気持ちをぬぐい去れずにいる。地下鉄の駅構内を歩くときのような、歩きスマホなどしつつ突進してくる人々に相対するときのような気構えを持ち出したいところだが、なかなかそうにもいかず、自宅までたどり着いてしまった格好だ。本当にすみませんでした。

 

 話は変わって、さかのぼることお昼頃。仕事に出た先で、大学のダンスサークルと思しき連中が、ストリートトレーニングに励むところに遭遇する。さる大型商業施設の窓に自らを映し込み、何やら熱心にパラパラしているのであった。ああいった状況に直面するたび、僕はそこはかとない恐怖の念を禁じえない。別に茶化されるようなことはないと分かってはいるのだけれど、具体的な理由については見当もつかないのだけれど、なぜだかしみじみ恐ろしい。ここのところの感情の機微は、学生時代から一切不変のようである。困ったことだ。

 

 くだんの商業施設に足を踏み入れると、今度はボンタン・短ランに身を包んだ古式ゆかしい高校生がたむろしていた。ひょっとすると、即席の難癖をつけてくるのではあるまいか。ひと昔前のバスケットボール選手のような頭をした彼らにも、また同様におののく。こちらとしてはトイレを借りるだけだったはずが、余計な切迫感を覚えることになってしまった。落ち着いて大便をひり出す予定が、あまつさえトイレに入るタイミングまでかぶってしまい、肝を冷やすばかりであった。

 

 僕ももう27歳。トイレを選り好みしている場合ではないのかもしれない。