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関根デッカオ's 不肖動静

筆者の頭部に、大きさなりのはたらきを見せてもらおうという試みです。

ダイジェスト年末年始

随筆

 この年末年始、怒涛の消費活動を展開してしまった。有料特急に乗って帰省し、不相応な純米吟醸を一升瓶で買った。値が張るぶん、確かにおいしかった。一族郎党の奇襲を恐れ、年明けを待たずに帰阪すると、今度は靴墨を買った。防水スプレーを買った。ブラシを買った。カラシ色のジャケットを買った。人物を写すことのないカメラを買った。持てる力を最大限に発揮した結果、そう遠くない将来の自分に、大いなるツケを回すこととあいなった。月末の賑々しさが楽しみである。

 

 願わくば食い倒れなどしてみたいものだったけれど、残念ながら我が消化器系は年末年始に非対応らしく、それはかなわなかった。ウコンのなんとやらを飲んでみても、いくらか酔いの回りがスローペースになるくらいで、腹は早々に膨れる。思い当たるフシについて、ワールドワイドウェブに問うた結果を総合してみたらば、ストレス由来ではないかとの結論に至りそうになったが、人から怒られそうな気がして自粛した。他方、カレーの多量摂取がほうぼうに負担を強いているのではとの指摘も受けた。そうかもしれない。しかし、カレー断ちは苦しい。昨日、今日と続けて食べてしまったのだから、相当に苦しい。禁煙外来とやらがあるのだから、医療従事者のみなさん、類似の商機を見出してみるのはいかがなもの。

 

 早朝覚醒は正月も相変わらずで、切実につらい。未だ症状(大層な言い方である)とのお付き合いが上達しない。半端な残便感については、数年がかりで潔くあきらめられるようになり、結果として無為な便所ごもりの時間を過ごすことがなくなった。今度の件に関しても、起きてしまったものは仕方がないからと開き直ることができれば、建設的な未来が開けそうなものだけれど。さしあたって、気休めの受診を検討している初春である。