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関根デッカオ's 不肖動静

筆者の頭部に、大きさなりのはたらきを見せてもらおうという試みです。

帰省録

日記 お店

 実家のある和歌山に日帰り帰省し、猫にあしらわれてきた。道中、天下茶屋の秋山珈琲店でモーニングを食す。以前にも似たようなことを書いたように思うけれど、僕は食べログに割拠するレビュアーご歴々のような、飲食にまつわる特殊語彙を持ち合わせていない。ゆえにあれやこれやと語ることはできないから、実に好ましかったとだけ、ここに記しておく。

 

 昼すぎ、実家着。さっそくビールをあおる。珍しく、代替品ではない正真正銘のビールが数種類冷えていたことに驚く。下宿にはないテレビでは、だらだらとクイズ番組をやっている。体が冷えていたので、ウイスキーのお湯割りに変える。すぐさま眠気が襲い、客間にて就寝。

 

 夕方頃、目を覚ます。どうにもだるい。頭が痛む。母謹製のポトフ等々を食し、早々に帰阪の途につく。途中、ストリート系の三木のり平のごとき男を目にした。

 

 まっすぐ帰ろうとは思えず、不相応な身分を承知でバーに行ってみようかなどと、妙な気を起こす。千日前の味園ビルへ足を向け、館内を徘徊。案の定とでもいうべきか、勝手に疎外感を膨らませただけで帰宅。履き慣れぬ靴に纏足されていたためか、あるいは他に理由があるのか、やけに疲労の度合いが強い。

 

 寒々とした部屋で、いつものようにひとりで飲酒におよぶ。窓外には巨大な団地。えもいわれぬ眺望である。小用を足し、寝るとする。